やまカツ!Meetup

7月25日(土)に「やまカツ!Meetup Special Version『デアイヒロガル~地域を元気にする一歩!~』」が、酒田市でおこなわれました。
いつもは10人定員のこじんまりした交流会ですが、この日は27名が参加したスペシャルバージョン。
ゲストも各地域から1人ずつ、計4人の地域活動実践者のみなさまに登壇していただきました。

 

ゲストトーク

ゲストトークでは、4人のゲストからご自身の活動やスタートアップについてをお話いただきました。

 

佐藤 育恵 さん

真室川町/真室川町地域おこし協力隊、パティシエ

やまカツ!Meetup山形県真室川町出身。パティシエとして東京や鎌倉の名店で20年腕を磨いたのち、2024年に地域おこし協力隊として故郷にUターンしました。年間約200人が減り続け、今年生まれた子どもはわずか21人という真室川町。それでも「一度離れてもまた戻りたいと思える町にしたい」との思いから、小学生が理想のお菓子の家を絵に描き、住民投票で選ばれた作品を実際に再現するデザインコンテストを企画。あわせてお菓子の家づくりワークショップも開催しました。ほかにも中学校での職場紹介や保育園でのケーキ作り、地域のお母さんを講師に招いたハケゴ作りや梅仕事のワークショップ、親子でのマルシェ出店など、子どもたちに豊かな原体験を届け、地域の内と外をつなぐ活動を精力的に続けています。

やまカツ!Meetup「地域に入るのは簡単だよ、という発信も多いけれど」と前置きしたうえで、「簡単に始めて、簡単に手放さないでほしい」と佐藤さんは話します。「人にアドバイスをもらいながらも、何をやるかは自分でよく考えて決めてほしい。そんな思いを込めて、覚悟を持って一歩を踏み出してほしい」と会場に語りかけました。

菊地 純 さん

南陽市/イラストレーター・グラフィックデザイナー、「Jun Kikuchi Graphic、庭のアトリエ」経営、
「BeHereNow 企画」代表/東北芸術工科大学非常勤講師

やまカツ!Meetup2007年、第一子の誕生を機に会社勤めを辞めてイラストレーターの仕事で起業した菊地さん。自宅の納屋を改装した「庭のアトリエ」を拠点に、1階を地域の人が表現活動に使える場として開放しながら制作活動を続けています。2011年の震災をきっかけに始めたグループ展は、複数の会場を同時多発的に巡る企画展「ARTS SEED」へと発展し、コロナ禍による3年間の休止を経て、今年で8回目の開催を迎えました。目指しているのは一過性のイベントではなく「文化」をつくること。「わざわざコストをかけて選び取ったものの積み重ねこそが文化であり、あちこちに作家と出会える場があることで、変な人が変な人のまま暮らせる社会に近づけるのではないか」と語ります。誰もが日々の選択を通じて社会をつくる担い手なのだという思いを込めて活動しています。

やまカツ!Meetup菊地さんは「今日僕たちが何を選ぶかが、明日の地域や未来の文化を作る。特別なことをしなくても、日々の小さな選択の積み重ねがその街らしさを育てていく」と話しました。「変な人が変な人のまま暮らせる社会っていいですよね」という言葉にも、あたたかいまなざしが感じられました。

菅原 明香 さん

三川町/複業アーティスト あかるさかおる、ナリワイALLIANCE代表、若者サポーター

やまカツ!Meetup出産を機に仕事を退いた経験から、得意なことと地域の困りごとを掛け合わせた小さな仕事「ナリワイ」に出会いました。病院に入院する人のためのアートワークショップや、0歳からのバイリンガル育児イベントなど、自分の力を生かしながら地域に役立つ活動を積み重ねてきました。2017年には仲間と「ナリワイALLIANCE」を結成し、子育て中の女性が孤立せず社会とのつながりを実感できる場として、井戸端ランチタイムや子連れで参加できる学びの会、性教育について語り合う会などを企画。今年5月には、その集大成として拠点「ZER"O" BASE」を鶴岡市内にオープンしました。女性や若者がゼロからでも一歩を踏み出せるきっかけをつくりたいという思いで活動を続けています。

やまカツ!Meetup本当の自分って、1人で考えててもわからない。仲間が教えてくれるんですよね」と菅原さん。「自分の居場所は自分では気づけないもの。だからこそ人との出会いを大切にして、最初の一歩を、一緒に踏み出してみませんか」と話しました。

佐藤 恒平 さん

山形市/地域振興サポート会社まよひが企画代表、若者サポーター

やまカツ!Meetup長野県生まれで引っ越しの多い生活のなか「地元」を持たずに育ったという佐藤さん。現在は朝日町で地域振興サポート会社を経営しています。大学の卒業制作から生まれたご当地キャラクター「桃色うさひ」の運営は18年目。古民家を改装した宿泊施設「松本亭一農舎」では無料のワーキングスペースとして開放し、不登校の子どもたちの居場所にもなっています。近年は自身の会社を現役の中学校内へ移転して放課後を子どもたちに開放するほか、頑張る地域の人々を等身大に描くドキュメンタリー映画「つぎの民話」シリーズの制作、地元の特産品を使ったパン開発にも取り組んでいます。
『地域のために』ではなく、自分のスキルやアイデアを面白がってくれる街や人と協力し、成果を出すことが楽しくて活動している」と話す佐藤さんは、やりたいことを持つ人を後押しするサポート役に徹することを大切にしています。

やまカツ!Meetupひとつに絞れなくて悩んでいる人たちとも、ぜひお話できれば。いろんなものを渡り歩きながら面白い地域をつくっていく、そんな生き方もあります」と話し、無理にひとつに絞らなくていいんだよ、と参加者の背中を押してくれました。

フリートーク

フリートークは、ゲストやみんなに聞きたいことを質問したり、自分のことを話す時間です。4つの輪を作り、これから何かを始めたいという人、活動や起業をしていて広げていきたいという人、山形に来て日が浅く山形のことをもっと知りたいという人など、さまざまな立場から思い思いのお話をしていました。

やまカツ!Meetup
やまカツ!Meetup

今回は、久々の庄内会場として現地の方々に大変助けていただきました。ありがとうございました!
この出会いが、これからますます山形が元気になるひとつの起点となれば幸いです。
参加してくださったみなさま、これからもぜひつながってくださいね。
楽しい時間をありがとうございました!

 

次回の「やまカツ!Meetup」は、10月開催予定です。お楽しみに♪

やまカツ!Meetup

(自主事業)親睦会

やまカツ!Meetup終了後、本日の会場「コワーキングスペース・シェアオフィス『PROJECT PORT TRY&』」を運営している合同会社danoと、若者支援コンシェルジュ事務局を担っているAISOHO株式会社の共催で親睦会をおこないました。
プログラムは、合同会社danoのプレインターン生である、公益文科大学の学生5名が担当!
たまに笑いを誘うフレッシュな進行で、アイスブレイクやオープンマイクなどを盛り込んだ楽しい時間となりました。

やまカツ!Meetup
司会は企画チームの大学生
大学生さんによる司会
乾杯!
やまカツ!Meetup
おいしい食事と飲み物で話も弾みます
やまカツ!Meetup
企画チームメンバー。ありがとうございました!
やまカツ!Meetup
記事番号:32385