若者支援コンシェルジュでは、地域で活動する若者向けの交流会を開催しています。
令和7年度は5回の開催を予定し、11月までに3回が終了しました。各回ゲストによるトークや、参加者同士の交流など、学びと出会いの場になっています。
第1回地域活動交流会 あなたのアクションで何かが変わる!地域活動の始め方
6/21開催。ゲストは、「Fiesta」コワーキングスペース管理人の角田歩さんと、元河北町地域おこし協力隊でそよかぜ代表の菊地航平さんです。
「地域とかかわる」ということ
お二人が地域活動を行っていて気づいた共通点が「コミュニケーションと信頼の大切さ」でした。地域とかかわるということは、人とかかわるということ。「地域に戻ってきて欲しい世代、関わって欲しい世代って誰?というのを考えて行動しています」と角田さん。「『あの人はいつもこの地域のために働いてくれているね』と地域の人に認識してもらうことが信頼へつながり、求められることにつながる」と菊地さんも応じていました。
はじめは小規模でも
何かを始めたいと思った時、「大きな理想はいらない」、「個人的な動機からのスタートでいい」。小さく始めて、少しずつ仲間を集めていく。「私もまずは3人、次に10人と増やしていきました」と菊地さん。始めることそのものが重要なんだと、改めて気付かされた交流会でした。
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第2回地域活動交流会 みんなどうしてる?仲間づくり・応援者づくり!
8/23開催。ゲストは、株式会社ローカル・インキュベート代表取締役の末永玲於さんと、エンター合同会社代表の山川唯美さんです。
目的の違いによって異なる仲間づくり
末永さんは、山形に移住して始めた起業支援やチャレンジキッチンをきっかけに、地域とかかわりながら事業を展開しています。仲間づくりは、非営利活動では「価値観の共有」で、営利活動では「価値の等価交換」がポイント。「相手が喜んでくれることも仲間づくりにつながる」とお話くださいました。
気になる人には声をかける
山川さんは、育休中にSNS上で悩みをシェアしたことが仲間づくりのきっかけになったそうです。山川さんは「この人と何かしたい」、「この人が気になる」と思ったらまず連絡することが、ご縁に繋がっている」と話します。そのため、「自分も声をかけられる人になっているか」を自問するようにしているそうです。
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第3回地域活動交流会 地域活動おしゃべり芋煮会
10/25開催。ゲストは、FURUSATOの未来代表の伊藤一之さんと、山形Make Lemonadeプロジェクトリーダーの平田寧々さんです。今回は山形の秋の風物詩の芋煮を、芋煮コンシェルジュである伊藤さんに作っていただき、参加者みんなで味わいました。
歴史からひも解く芋煮会
芋煮の歴史を口伝、文献、文化財からひも解き、昔ながらの棒鱈を使った芋煮をよみがえらせた『北前いも煮』。伊藤さんはPRに力を注ぎ、今では中山町以外でも北前芋煮を広める企画が増えてきたそうです。「熱量で人が動いている。歴史や文化の裏付けがそうさせているのかもしれない」と話されていました。
レモネードでつなぐ小児がん支援
平田さんは、ご自身が小児がんを経験したことから小児がん支援をしたいと願い、中学生の時にレモネードスタンドを始めました。しかし孤軍奮闘だったため、「ここなら私の話を聞いてくれるかも」と青年の家で行うボランティアサークル「nicoこえ」に入りました。現在は多くの人が賛同し、幅広く知られる活動となりました。「小児がん経験者にとって、あたたかな社会になること。そのためにはまずは知ってもらうことが大切」と話される姿が印象的でした。
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