10月25日、若者支援コンシェルジュ主催の交流会「第3回やまカツ!Meetup『地域活動おしゃべり芋煮会』」を実施しました!
やまカツ!Meetupは、「地域活動をしている、やってみたい」という若者さんのための交流会で、令和7年度は5回の開催を予定しています。
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今回は「活動を展開する」がテーマ。
山形Make Lemonadeプロジェクトリーダーの平田寧々さんと、FURUSATO の未来代表の伊藤一之さんをゲストに招き、これまでの活動をお話いただきました。
平田さんがレモネードスタンドと出会ったのは中学生のころ。小学三年生で小児がんを経験した平田さんは、自身の経験から、小児がん経験者が社会に復帰するには、知ってもらい、世間に理解してもらうことが必要だと感じたそうです。そのために自分ができる活動として始めたのが、レモネードスタンド。もともとはアメリカ発祥のプロジェクトです。
中学2年生で初めて実施し、当時は珍しく支援も少なかったそうですが、山形県青年の家のボランティアサークルに参加し、仲間とともに行ううちに広がっていきました。今では「山形Make Lemonadeプロジェクト」を立ち上げ、1年目に約103万円、2年目に約200万円の支援金を集められるほどに成長しています。
「仲間を見つけるのは大変でした。いろんなところに電話を掛けたり行ってみたりして、そんなときにチラシを見て尋ねたのが青年の家のボランティアサークル『nicoこえ』でした。ここなら私の話を聞いてくれるかも!と駆け込んで、小児がん支援のレモネードスタンドをしたいと言ったら、賛同してくれて実施することができたんです。」
集まった支援金は、小児がんの子どもたちが遊ぶプレイルームの充実や付き添う家族の環境充実などに寄付されています。
興味のある方は山形県青年の家に問い合わせてみてくださいね。

伊藤さんは元中山町地域おこし協力隊。関東で営業職や調理職など様々な職種を経験し、ボランティアなどに参加する中で、地域とかかわる活動に魅力を感じました。
現在、『北前芋煮』や「芋煮ケーション」など、芋煮に関するプロとしての面も持つ伊藤さんですが、きっかけは協力隊としての活動でした。中山町に伝わる「棒鱈芋煮」を復活させるプロジェクトに関わり、味を調えることでおいしくよみがえらせることに成功。加えて、中山町が最上川舟運の最終船着場であった歴史からストーリーを発掘し、『北前芋煮』としての説得力を持たせました。
「芋煮ってなぜ里芋なのか? ちゃんと理由があって、里芋は一週間ほど水に浸っても大丈夫だから、最上川の氾濫を気にせずに川近くに植えられた。そういうふうに、いろいろな答えが歴史の中にあります。歴史的背景を通じて、『北前芋煮』は最近、庄内地域で広がりを見せています。私が何もしなくても、そうやって広がるのは商品のストーリーと説得力もあると思いますね」
後半は芋煮会!
後半は伊藤さんお手製の芋煮と、みんなで作ったおにぎりをいただきながら、自由に交流しました。
今回は内陸の醤油ベース。

大きな里芋がごろごろ入ったリッチな芋煮でした。
締めにはしっかりカレーうどんにもして、たくさんおかわりしてくれた方もいました。
おにぎりと漬物と芋煮、やっぱり山形の秋はこれですね!

食べながら、互いの活動を共有しあったり、活動の手法について質問しあったりと、和気あいあいとした雰囲気でお話もできました。
一緒に芋煮を囲むことで、より打ち解けられたようでした。
参加者からは、
「地域活性化のために何ができるか改めて考えるきっかけになった。」
「色々な方と話しが出来て良かったです。」
などの感想もあり、有意義な時間になったかなと思います!

参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
次回は12月を予定していますので、興味のある方はぜひご参加ください。
















